浙江省杭州市余杭区で8月上旬、再び水道水の異常が発生した。複数の住民が「水が黄ばんで混濁し、飲用できない」とSNSで訴えた。7月中旬には同区で水道水から悪臭や濁りが出る「臭水事件」が起きたばかりで、わずか3週間での再発に不安と怒りの声が広がっている。
住民らは「やっと直ったと思ったら、またか!」と批判。物件管理会社も「水道局からの通知はなかった」と不満を漏らし、緊急で停水措置とボトル水配布を実施した。
現地の水道管理会社は、供水主管の破損が原因で修理は完了したと説明した。しかし、先月の臭水事件では、悪臭や濃い沈殿物の混入で体調不良を訴える住民も出ており、当時SNSで広まった「汚水管と水道管がつながっていた」との内部告発を当局は否定、藻類汚染が原因と発表した。今回の再発で「説明は信じられない」との見方が一層強まっている。

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