中国 新たな収益源を模索

中国ラッキンコーヒー 売上増でも利益減 「酒入りコーヒー」販売へ

2026/05/26
更新: 2026/05/26

中国で急拡大してきたコーヒーチェーン業界が、激しい値下げ競争で苦境に立たされている。

同国のコーヒーチェーン大手「ラッキンコーヒー(瑞幸咖啡)」は5月18日から、アルコール入り飲料の販売を始めた。収益改善に向けた新たな試みとみられている。

今回発売したのは、ジンとウイスキーをそれぞれ加えた2種類の飲み物で、各15ミリリットルの酒が入っている。アルコール度数は0.5%を超えており、中国の基準では酒類に分類される。

ラッキンコーヒーは2023年にも、中国の高級白酒メーカー「茅台」と共同で「酒入りラテ」を発売し話題になった。ただ当時の商品はアルコール度数が0.5%未満だったため、酒類としては扱われなかった。

背景には、中国コーヒー市場の急激な競争激化がある。中国メディアによると、2026年2月時点の過去1年間で、中国のコーヒー店数は約17万3千店から約22万6千店へ増加した。増加率は30%を超えている。

一方で、各社による値下げ競争が続き、利益を圧迫している。ラッキンコーヒーの2026年1〜3月期決算では、売上高は前年同期比35.3%増だった一方、純利益は前年同期比3.6%減となった。

中国コーヒー業界の厳しい競争が続く中、ラッキンコーヒーも新たな収益源探しを迫られているようだ。

李凌
中国出身で、日本に帰化したエポックタイムズ記者。中国関連報道を担当。大学で経済学を専攻し、中国社会・経済・人権問題を中心に取材・執筆を行う。真実と伝統を大切に、中国の真実の姿を、ありのままに、わかりやすく伝えます!