中国で急拡大してきたコーヒーチェーン業界が、激しい値下げ競争で苦境に立たされている。
同国のコーヒーチェーン大手「ラッキンコーヒー(瑞幸咖啡)」は5月18日から、アルコール入り飲料の販売を始めた。収益改善に向けた新たな試みとみられている。
今回発売したのは、ジンとウイスキーをそれぞれ加えた2種類の飲み物で、各15ミリリットルの酒が入っている。アルコール度数は0.5%を超えており、中国の基準では酒類に分類される。
ラッキンコーヒーは2023年にも、中国の高級白酒メーカー「茅台」と共同で「酒入りラテ」を発売し話題になった。ただ当時の商品はアルコール度数が0.5%未満だったため、酒類としては扱われなかった。
背景には、中国コーヒー市場の急激な競争激化がある。中国メディアによると、2026年2月時点の過去1年間で、中国のコーヒー店数は約17万3千店から約22万6千店へ増加した。増加率は30%を超えている。
一方で、各社による値下げ競争が続き、利益を圧迫している。ラッキンコーヒーの2026年1〜3月期決算では、売上高は前年同期比35.3%増だった一方、純利益は前年同期比3.6%減となった。
中国コーヒー業界の厳しい競争が続く中、ラッキンコーヒーも新たな収益源探しを迫られているようだ。
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