中国 「先生を育てる学校」も生き残り模索

子どもが減り、幼稚園も教員も減る中国 教員養成校は「介護」など新分野へ

2026/08/16
更新: 2026/08/16

子どもが減れば、幼稚園が減る。幼稚園が減れば、先生もいらなくなる。中国でいま、少子化の影響が教育現場にはっきりと表れ始めている。

中国の幼稚園教員は2025年だけで約22万人減り、3年間では約63万人減少した。幼稚園も2025年の1年間で約2万1400園減り、園児は約358万人減った。

理由は、子どもの急減だ。中国の出生数は2021年の1062万人から2025年には792万人まで落ち込み、4年間で270万人減少した。生まれる子どもが減った影響が、園児不足、幼稚園の閉鎖、教員の仕事減少へと広がっている。

現場の状況について本紙の取材に応じた吉林省の教師は、子どもが減ったことで先生の仕事も減り、多くの教師が仕事を辞めたり、別の仕事を探したりしているとして、「これからは、それほど多くの先生は必要なくなる。私たちの利用価値もなくなった」と苦しい胸の内を吐露した。

変化は「先生を育てる学校」にも及んでいる。幼児教育の募集をやめる大学が出る一方、幼稚園教員を養成してきた学校では、生き残りを模索し、高齢者介護やロボット、ドローンなど、これまでとはまったく違う分野を教え始めている。

李凌
中国出身で、日本に帰化したエポックタイムズ記者。中国関連報道を担当。大学で経済学を専攻し、中国社会・経済・人権問題を中心に取材・執筆を行う。真実と伝統を大切に、中国の真実の姿を、ありのままに、わかりやすく伝えます!