カナダ政府、強制労働製品の輸入禁止 ウイグル人権問題に対応

中国新疆ウイグル自治区における中国共産党の人権侵害に関連して、カナダ政府は1月12日、国内企業がこの人権侵害に加担しないよう商業活動の包括的な取引条件を発表した。カナダが関わる国際サプライチェーンに強制労働が含まれれば輸入禁止にすること、企業の倫理基準を順守する宣言に署名することなどが含まれる。
2021/01/22

中国新疆ウイグル自治区の綿花収穫、57万人が強制労働=報告

米拠点シンクタンク・国際政策センター(Center For Global Policy、CFGP)の調査によると、中国政府の強制労働と移送により、少なくとも57万人のウイグル人が新疆地方の綿花収穫に従事している。
2020/12/18

中国・スイス間の「キツネ狩り」協定の延長を拒否=ジュネーブ議会

10月31日、スイスのジュネーブ州大評議会の議員によって提出された「スイスと中国との間で締結された『キツネ狩り』協定に反対する議案」が可決された。
2020/11/02

米税関、中国発の偽アップル製品1万6620点を押収

米ロサンゼルス税関当局は最近、中国から発送された1万6620点あまりの偽アップル製品を押収した。これらが本物であるならば、65万ドル以上の市場価値がある。
2020/09/11

アップル、中国最大のタッチパネル企業を除外 台湾企業が全発注独占か

米アップル社は9月1日、iPadタッチパネルのサプライチェーンから中国最大のタッチパネルメーカー「オフィルム社」(欧菲光科技・OFILM Tech)を除外し、今後の生産をすべて台湾企業が行うと発表した。オフィルム社は、中国当局による新疆ウイグル族の人権迫害に関与したとして米国の制裁を受けている。
2020/09/03

「動物のように働かされた」中国の巨大な刑務所労働システムの内部

李殿奇さんは、中国の刑務所で3年間断続的に1日約17時間働き、ブラジャーからズボンまで、さまざまな安価な衣服を作ってきた。彼女は無給で働き、ノルマを達成できなければ看守の処罰を受けた。
2020/08/28

「奴隷労働」疑惑の中国輸入衣料品を押収=米税関

米国税関・国境警備局(CBP)は、中国の英騰集団(Hero Vast Group)から輸入したアパレル製品に対し、即日「差し押さえ令」を出したと発表した。同社は製品製造に囚人を強制労働させた疑いがあるという。
2020/08/14

中国漁船、インドネシア漁船員の遺体を冷凍庫に1週間保管 通報者「船長の虐待で死亡した」

インドネシア当局は、拿捕した中国漁船から、インドネシア人の遺体を見つけたと発表した。遺体は1週間あまり冷凍されていたという。人権団体によると、通報者は姉妹船に乗っていた別のインドネシア人漁船員で、「船長の虐待で死亡した」と報告していた。
2020/07/13

米税関、人の毛髪を使った製品13トン押収 新疆での強制労働の疑い

米税関・国境警備局(CBP)は、ウイグル強制収容所での労働および強制労働に関わった疑いがあるとして、中国からの輸入品である人の毛髪を使ったかつらやウィッグなど13トンを押収した。推定価格は80万ドル(約8600万円)以上になるという。
2020/07/02

ポストコロナの世界 中国の遠ざけ方

侵略と強制収容所送りというウイグル人と同じ痛手を負う前に、我々は警告を得られたと言えなくもない。これを生かさないのは、自ら進んで収容所に入るようなものである。チャイナ・マネーで腐った政財界へ本気で怒りの声をぶつけるのは今をおいてない。
2020/06/09

日本企業11社 中国強制労働に関与か 米政権は供給網の中国排除を加速

安倍政権は5月初旬、単一国への生産依存度が高い製品は生産拠点の国内回帰を後押しする考えを示した。世界的に拡大したサプライチェーン(部品供給網)が、中共ウイルス(新型コロナウイルス)により停滞する問題が明るみになった。中国生産に依存することは、思わぬ人権侵害加担のリスクを呼ぶ。最近、オーストラリアのシンクタンクは、日本企業を含む数十社の強制労働の疑いを指摘した。
2020/05/26

英大手スーパー、X’masカードの中国生産を中止へ 外国人収監者がSOSレター

英大手スーパー「テスコ」は12月22日、中国でのクリスマスカードの生産を中止すると決定した。英メディアによると、ロンドン在住のフローレンス・ウィディクームさん(6)が同スーパーで購入したクリスマスカードから、中国上海で強制労働を強いられている外国人収監者が書いた「助けて」とのメッセージがあった。
2019/12/23

トイレから入浴まで厳格監視 新疆収容所管理の機密文書がリーク

絶対に逃亡は許さない、真に生徒が変革するまで指導するー。メディアの連合組織が入手した中国の機密文書には、新疆ウイグル自治区の強制収容所運営について詳細な運用マニュアルが書かれていた。ポイント制で収監者を管理し、トイレから睡眠まで厳格な監視の中で生活するなど、中国当局が主張する「職業訓練センター」には見合わない非人道的な人の管理が行われていることが明らかになった。
2019/11/27

世界銀行、新疆ウイグル教育プログラムへの助成金を削減へ

世界銀行は11日の声明で、中国の新疆ウイグル自治区の職業訓練学校を対象とする総額5000万ドルの支援プログラムについて、規模縮小と監視強化を決めたと発表した
2019/11/14

収容キャンプを連想 人権団体、無印良品やユニクロの「新疆綿」PRに批判

新疆ウイグル自治区の「再教育」キャンプで拘束されるイスラム教徒たちの強制労働によって作られた綿製品は、日本や米国の大手アパレル企業のサプライチェーンを通じて、世界各国に流通している可能性がある。
2019/11/07

「中国はウイグル族の拘束停止を」国連委が非難声明 日本など23カ国支持

10月29日、米ニューヨークで開かれている国連の差別撤廃委員会で、英国国連代表は中国政府に対して、新疆ウイグル自治区で行われている広範な監視と拘留を非難する共同声明を発表した。日本を含む23カ国が支持している。声明に法的拘束力はないが、中国の人権問題に対して国際的な関心が一層集まる。
2019/10/31

香港当局、林地に「反テロ訓練施設」建設予定 新疆を参考に視察も

香港政府は、対テロを目的とした大規模な訓練施設、および新疆ウイグル自治区の集中管理キャンプを参考にした拘留施設の建設を計画している。香港民主派の民間団体が、立法会(議会に相当)に提出された事業案と予算について指摘した。
2019/10/10

後ろ手に手錠、目隠しの男性たち 移送されるウイグル族の動画が公開

最近、新出の組織が、数百人のウイグル族とみられる男性たちを中国警察が収容所に移送する動画を共有サイトに投稿した。豪州の研究員は、衛星写真や日陰の長さなどから、新疆ウイグル自治区のコルラ市で2018年4月あるいは8月に撮影されたものと推定している。
2019/09/25

新疆ウイグル、10年で逮捕者が10倍に

中国当局の公式発表によると、新疆ウイグル自治区では5年以上の禁固刑、刑事裁判、逮捕者数が急増している。共産党政権は2年以内に同地域における大規模な拘束、逮捕、収容および監視システムを強化させており、厳しい人口管理姿勢が浮き彫りとなった。
2019/09/02

「中国産の綿花」に隠れたウイグル強制労働 欧米の有名メーカーも利用=報告

非営利団体の報告によると、中国の綿花生産量の84%が新疆ウイグル自治区産となっている。当局が「職業訓練」と称する集中管理施設にいる人々を、綿花産業に従事させているという。
2019/08/28

新疆の収容施設に漢民族や陳情者、法輪功学習者も 元収監者が明かす

中国からの脱出に成功した新疆ウイグル自治区の元収監者数人は、「再教育施設」「職業訓練センター」などの拘留施設の内部について海外メディアに明かした。彼らによると、収容所には漢民族も含む法輪功学習者がいたという。新疆には約100万人の少数民族が抑留施設にいるとされる。
2019/08/05

「新疆ウイグル人の拘束停止を」国連で日本など22カ国共同声明 中国に異例の要求

スイスのジュネーブで開かれている国連人権理事会で、日本を含む22カ国は、新疆ウイグル自治区のウイグル族や宗教信仰者に対する大量の恣意的な拘禁および広範囲の監視、抑制を解除するよう中国政府に要請した。
2019/07/11

「家なき子」 傷だらけの人生ーーエイミー・ユーの物語

エイミー・ユーは孤児ではありませんが、いつ孤児になってもおかしくない状況でした。 イギリスのケンブリッジ大学でファッションデザインを専攻し、生計を立てるために懸命に働きました。
2019/06/15

中国の労働収容所でダイオード製造 日本にも出荷か

中国国内でも、拷問や虐待があるとして悪名高い馬三家労働収容所の内部の様子が、元収容者により明らかになった。撮影時期は2008年。中国でオリンピックが開催された年だ。華やかな国際舞台の影で、国内で非人道的行為はずっと続いていた。
2019/06/08

ウイグル収容者、臓器移植センターに近い沿岸部刑務所へ移送=元医師

中国西部・新疆ウイグル自治区出身の元外科医アニワル・トフティ(Enver Tohti)氏はこのほど、新疆にある「再教育キャンプ」に収容されている人々が中国沿岸部の刑務所に移送されていると述べた。刑務所の近隣には、臓器移植センターがあるという。
2019/03/20

マイクロソフトのFaceAPI、中国企業が住民監視に使用か=調査 

IT大手マイクロソフトは、中国共産党政権の監視政策に従い新疆ウイグル自治区の住民監視を行う、深センの企業・深網視界科技(SenseNet)と連携しているという。オランダの調査機関GDI基金などが明らかにした。
2019/03/17

ジュネーブで国連代表部会議 専門家「新疆は成人6人に1人が拘束」

中国の民族政策に詳しいドイツの研究者は最近、ジュネーブで開かれた人権団体主催講演会に出席し、中国政府が新疆ウイグル自治区に設置した収容施設には、推計150万人が拘留されている可能性があると述べた。
2019/03/15

250万人分ウイグル住民の個人情報が漏えい ずさんな管理態勢

伝えられるところによると、中国深センの情報セキュリティ会社から新疆ウイグル自治区の住民250万人以上の個人情報が漏洩している。人権専門家は、大規模で急速な集中管理が続く同地域で、ずさんな情報管理によりセキュリティ問題が遅かれ早かれ発生すると警告している。
2019/02/19

ウイグルの母「行方不明だった5歳の娘、SNSの動画で偶然見つけた」

共産党政権による抑圧により中国国外へ逃亡し、現在トルコに滞在するウイグル族の女性は最近、SNSで流通する新疆ウイグル自治区の孤児院内部を映した動画のなかで、偶然娘を見つけたと主張した。17日、ラジオ・フリー・アジア(RFA)のウイグル語放送が伝えた。
2019/01/18

新疆の収容施設で製品製造か 米企業、中国サプライヤーと取引中止

Tシャツや大学物販で製品を卸す米国のアパレルメーカは、衣類が中国の強制収容所の収監者の労働により製造されていたとの調査報道を受けて、中国の製造会社との関係を断った。
2019/01/11