中国、新型肺炎に続く新たな危機「バッタの大量襲来」

2020年02月17日 21時59分

新型肺炎が猛威を振るう中国は、新たな危機に直面している。ツイッター上ではこのほど、昨年下半期以降、インドとパキスタンの農作物に甚大な被害をもたらした大量のバッタが中国に飛来すると危惧する声が高まっている。

国際連合食糧農業機関(FAO)の資料によると、今回のサバクトビバッタによる蝗害は2018年夏季、アラビア海で発生したハリケーンの影響で周辺国の異常気象でもたらされた。2018年秋~2019年まで、東アフリカで大量なサバクトビバッタで発生した後、中東、パキスタン、インドに広まった。

FAOは2月11日、各国政府に向けて、深刻な食糧危機を防ぐために警戒感を高めるよう呼びかけた。FAOおよび国連は、6月までにバッタの数が500倍に増える恐れがあると警告した。

サバクトビバッタは、1平方キロメートルあたり最大で1億5千万匹存在し、1日あたり3万5千人分の食糧を食べてしまう。さらに、この種類のバッタは1日150キロも移動すると言われている。

中国紙・証券時報や中国科学院の管轄下のメディア「中国科訊」などは、15日と16日相次いで、関連記事を掲載した。

中国メディアは、この「4千億匹に及ぶ」バッタがパキスタンやインドにもたらした被害に言及しながら、中国国内専門家の話として、「中国にとって大きな脅威にはならない」「中国に入る可能性は大きくない。この種類のバッタは中国で生存できない」との見方を示した。

一方、ツイッターにアクセスした中国人ネットユーザーらは、悲観的な見解を示した。ユーザーらは、「人災(新型肺炎のまん延)がまだ終わっていないのに、本当の天災が起きようとしている」「今までのアフリカ豚コレラ、ペスト、新型肺炎などはみな、お天道様が共産党に与えた罰のように見える」「王朝崩壊の前兆か」「国際食糧価格が高騰しそうだ。中国は食糧輸入大国だから、運がわるい!」などと書き込んだ。

米誌「ナショナル・ジオグラフィック」2月15日付は、東アフリカに発生したサバクトビバッタの大量襲来の様子は、聖書の『出エジプト記』に書かれた「十の災い」と似ているとした。

(翻訳編集・張哲)
 

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