強制的に取り壊された仏像(RFA)

チベットで高さ30メートルの仏像取り壊し 僧侶に立ち合い強要

中国当局は最近、カンゼ・チベット族自治州にある巨大仏像を強制的に取り壊し、地元の僧侶とチベット住民に立ち合いを強要した。米国営放送ラジオ・フリー・アジア(RFA)が4日報じた。

亡命チベット人が入手した現地消息筋の話によると、仏像の高さは99フィート(約30メートル)。四川省当局は「チベット人に教訓を与えるため」として、仏像を所有するトーサム・ガッセル(Thoesam Gatsel)寺の僧侶や現地のチベット住民に、昨年12月12日から9日間続いた解体工事への立ち合いを強制した。

仏像とともに、仏経を収納する仏具「転経器(てんきょうき)」45台も破壊された。

写真や動画の撮影は禁止されていた。騒動が起こらないように、現地には多くの武装警官が配置された。

「中国共産党がチベットの伝統をほとんど破壊した文化大革命(1966-76年)の再来だ」と現地消息筋は語り、仏像の解体はとても無礼だと憤った。

現在、取り壊し工事はまだ途中だが、仏像はほぼ破壊されたという。

2015年10月5日に完成したこの巨大な仏像は、地元当局の建設許可を取得しており、工事費は約4000万元(約7億2000万円)、地元チベット人の募金で賄ったという。

(翻訳編集・叶子静)