アパグループ創業者で会長の元谷外志雄(もとや・としお)氏が11日に、呼吸不全で死去した。82歳だった。
アパグループ公式サイトには「アパグループ創業者で会長の元谷外志雄は、2026年2月11日に逝去いたしました」と述べられ、関係者への生前の厚誼に対する感謝の言葉が述べられている。
通夜・告別式はすでに近親者のみで執り行われ、供花・香典・弔問は遺族の意向で辞退すると案内している。併せて、後日「お別れの会」を開催する予定であり、日時や場所などの詳細は決まり次第あらためて知らせるとした。
元谷氏は1943年6月3日生まれで、1971年にアパグループの前身となる企業を創業し、注文住宅や不動産からホテル事業へと事業領域を拡大した。
元谷氏は1984年に第一号ホテルを開業して以降、積極的な出店と都市開発でグループを日本有数の客室数を持つホテルチェーンへ成長させた。バブル経済とその崩壊、リーマンショックなど度重なる経済変動の中でも、独自の「先見力」と判断で事業拡大を進めた。
2022年にはグループの経営体制を見直し、元谷氏自身は会長に、長男の元谷一志氏がアパグループの社長兼CEOに就任する体制へ移行していた。妻の元谷芙美子氏はアパホテル株式会社の社長として、夫妻二人三脚で現在の巨大チェーンを築いた。
元谷氏は保守系論考の執筆や懸賞論文の主宰など、経済界だけでなく言論・思想面でも影響力を持った人物として知られており、その死去はホテル業界のみならず広い分野で受け止められている。
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