中国 重要政治会議の開催で厳戒 四通橋事件が今も影

中国北京 今年も橋を24時間監視 反体制横断幕を警戒

2026/03/07
更新: 2026/03/07

中国の重要政治会議「全国人民代表大会(全人代)」と「中国人民政治協商会議(政協)」が北京で始まり、首都は厳重な警備体制に入っている。

北京市内の歩道橋では、今年も「見張り係」と呼ばれる人員が配置された。橋の上に立ち、横断幕を掲げるなどの抗議行動が起きないかを24時間体制で監視する仕事だ。

警備の募集では、12時間勤務で日給280元(約6400円)、24時間勤務なら360元(約8200円)ほど。2人1組で橋を見張り、スマートフォンで写真を撮って状況を報告するという。

 

北京の歩道橋で警備に立つ「橋の見張り係」(動画より)

 

この警備のきっかけになったのが、2022年の四通橋事件だ。北京の歩道橋で市民の彭立発(ほう・りつはつ)が習近平政権を批判する横断幕を掲げ、その写真は短時間で世界中に広がった。

それ以来、北京では重要な政治行事のたびに橋の監視が続いている。
一人の市民が橋に掲げた横断幕は、いまも首都の警備体制を変え続けている。

 



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李凌
中国出身で、日本に帰化したエポックタイムズ記者。中国関連報道を担当。大学で経済学を専攻し、中国社会・経済・人権問題を中心に取材・執筆を行う。真実と伝統を大切に、中国の真実の姿を、ありのままに、わかりやすく伝えます!