米下院議員、巧妙化する法輪功弾圧を非難

2005/08/26
更新: 2005/08/26

【大紀元日本8月26日】1999年7月20日の中国共産党政府による法輪功弾圧の開始からすでに6年が経過した。明慧ネット(法輪功の情報ネット)の伝えるところによれば、過去6年間の弾圧による法輪功の犠牲者はすでに2780人(8月現在)。従来、中国共産党政府当局は、マス・メデイアを通じ、国内外において法輪功を誹謗・中傷する宣伝活動を展開していたが、中国共産党政府による人権侵害に対する国内外での非難の高まりと共に、大規模な中傷宣伝活動は見られなくなった。しかし、弾圧は終息に向かっているわけではなく、弾圧による新たな犠牲者数は増加している(明慧ネットの統計参照)。これは、国内外の批判を憚ることなく行われていた弾圧が、批判を逃れるため、より巧妙化、陰湿化したに過ぎない、とのことである。

今年の7月21日、世界各地から数千人の法輪功学習者が米国連邦議会前に集り、2780名の法輪功犠牲者を追悼すると共に、中国共産党政府の法輪功に対する残酷な弾圧政策を厳しく批判。中国共産党政府による重大な人権侵害の即刻停止を全世界に呼びかけた。

7月21日の追悼集会の様子(大紀元)

追悼集会に参加する法輪功学習者(大紀元)

米国ニュージャージー州下院議員のラッシュ・ホルト氏は、この集会において演説を行い、言論、 宗教、信仰の自由の重要性と強調すると共に、これを侵害する中国共産党政府を厳しく非難した。 

「今日、私は、皆さんと一緒に言論、 宗教、信仰の自由のために率直に意見を表明できることをとても嬉しく思っています。私は、すでに皆さんのことをよく知っていますし、中国にいる皆さんの兄弟、姉妹たちが直面している弾圧、違法な身柄拘束、残虐な拷問についても、ある程度の情報を把握しています。中国で身柄拘束されている法輪功学習者は、直ちに釈放されるべきであります。法輪功は、平和的な修煉であり、何らの制限も受けるべきではありません。しかし、中国では法輪功が過酷な弾圧に晒されています。米国政府がその国際的な影響力と指導力により、中国共産党政府による法輪功学習者迫害を厳しく非難することを皆さんと共に期待しています。」また、「宗教と信仰の自由は、基本的人権であり、特別に保護を要求することなく、当然の権利として保障されるべきものであります。すべてのアメリカ人に、御家族や肉親が被っている残虐な拷問、違法な身柄拘束、迫害について知ってもらい、より多くのアメリカ人が皆さんを応援してくれることを望んでいます。皆さんの行動が天理にかなっていることを深く信じています。皆さんと共に一刻も早くこの苦難を乗り越え、皆さんと皆さんが代表している数千万の人々に最善を願い、皆さんの行ったすべての努力に心から敬意を表します。」と述べた。

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