米企業、中国でのスカイプ通話阻止装置を開発

2005/11/21
更新: 2005/11/21

【大紀元日本11月21日】ジョージア州アトランタにあるバーソ・テクノロジーズ社(Verso Technologies Inc)は11月7日、近日中に中国のインターネット利用者によるイー・ベイ社(eBay Inc.)のスカイプVoIP)の使用を阻止する装置の契約にこぎつけるだろうと発表した。マック・ワールド(MacWorld)ウェブサイトが伝えた。中国共産党は、自らの政権維持のために大量のネット警察を動員するなど中国民衆の言論を監視しており、同社の装置は、こうした言論抑圧に手を貸すものとして非難の声が上がっている。

中国の電話会社はこれまで中国のある都市でバーソ社の ネットスペクティブ・Mクラス・フィルタ(NetSpective M-Class filter) という、スカイプを利用したインターネット通話を阻止する装置を実験していた。この実験がうまくいけば、電話会社は同装置の売買契約を交わすという。実験の詳細、電話会社の名前、契約総額などの詳細は公表されていない。

中国共産党(中共)は言論の自由を抑圧しており、インターネット上の情報を漏らさず監視するシステムを開発、大量のネット警察を動員して中国人民の発言を監視し、中共の意に沿わない発言をした者を不法逮捕している。

関連特集: