【大紀元日本12月26日】新華社電によると、中国の対台湾窓口機関である「台湾海峡両岸関係協会」会長・汪道涵氏は24日午前7時ごろ上海で死去したという。90歳だった
今年1月、台湾の対中窓口機関である海峡交流基金会の理事長だった辜振甫も他界し、これで中台の民間組織のトップがともに死去し、中台関係の一つの時代に終わりを告げた形となった。
汪氏は1915年3月に生まれ、安徽嘉山出身。華東工業部部長、機械工業部副部長、対外経済連絡委員会第一副主任、対外経済連絡部副部長、国家輸出入管理委員会副主任、中国投資管理委員会副主任などを歴任した。
1980年より、汪氏は中国共産党上海市委員会書記、上海市副市長、市長などのを歴任した。1987年に中国共産党中央顧問委員会委員に選ばれ、1991年末から海峡両岸関係協会会長を務めてきた。
汪道涵氏はかつて江沢民元国家主席を抜擢したことがあり、江氏の後見人として知られている。