趙紫陽一周忌、北京厳重警備、市民100人以上拘束

2006/01/18
更新: 2006/01/18

【大紀元日本1月18日】1989年天安門民主事件で失脚した趙紫陽・元中国共産党総書記の追悼一周忌の17日、趙氏の生前宅所在地、北京市内の富強胡同付近には、警察車両数十台、警官50人から60人が待機、その霊前に焼香しようとする人々を強制連行、目撃者によると少なくても100人以上が連行されたという。

趙氏の家族は自宅で、身内を中心にした追悼会を計画、一般の追悼客も歓迎するとしていたが、娘・王雁南氏は、16日インタビューに応え、「緊張が高まっているようなら、皆さんは危険を冒してまで来ないでください。万一、逮捕されたら、それは父の遺志に背きますし、私たちの本意でもありません」と述べた。

一方、自宅に趙氏の霊位を拝する祭壇を設け、趙氏の追悼記念活動を呼び掛けた民主活動家・李金平氏も警察に連行され、4日が経った現在、行方は不明という。

ここ数日、北京の京西賓館と国際会議センターで会議が重なり、付近で上京陳情者が増加、その多くが逮捕されている。17日、市警当局から解放された陳情者・王玲氏は、「15日の昼頃連行され、16日夜解放された。まる一日、食事は与えられず、買出しにも行かせて貰えなかった」と語り、警官に追悼活動禁止を言い渡されたという。

(記者・趙子法)
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