海外へ逃亡、現代中国の10大悪党

2006/01/22
更新: 2006/01/22

【大紀元日本1月22日】

1.頼昌星

横領金額250億人民元(邦貨3,500億円)。大規模な脱税と密貿易で巨万の富を築いた。アモイ石油業、不動産業、文化娯楽業でも蓄財。1999年、国内告発を逃れカナダに逃亡、カナダ移民局に2度「移民申請」したが却下された。

※ 以下、1人民元=邦貨14円で計算(中国銀行1月19日発表レート)

2.仰融

横領金額70億人民元(邦貨980億円)。元「華晨中国汽車」の主席で、華晨鉄道の国有株を資本操作し、私有化した。アメリカの経済紙「フォーブス」で2001年度中国富豪ランキング第三位に輝く。2002年5月、仰融は自ら迫害されたと称し、米国に逃亡したが、2002年10月、経済犯罪の容疑で逮捕された。

3.余振東

横領金額40億人民元(邦貨560億円)。余振東ら一味は、中国銀行開平支店頭取・在職中、4億8,300万米ドルを海外移転した。2001年10月、余振東ら3人は、ビザ偽造で米国へ入国したが、2004年4月16日、北京国際空港で、米連邦捜査局により身柄を北京司法当局に移された。

4.銭宏

横領金額5億人民元(邦貨70億円)。上海康泰国際有限公司・元取締役会長で、1993年に中国検察当局によって逮捕されたが、海外へ逃亡した。1994年、国際刑事警察機構国際指名手配し、2002年6月5日、パナマで逮捕され、中国へ強制送還

5.陳満雄

横領金額4.2億人民元(邦貨58億8,000万円)。陳満雄と陳秋圓夫婦は、広東中山市実業発展公司責任者在任中、横領金を海外へ移転した。1995年、陳満雄夫婦は、タイへ海外逃亡、タイ国籍の身分証を買い付け、美容整形により変身した。2000年9月、「タイの贅沢夫婦」は捜査網に繋った。

6.楊秀珠

横領金額0.56億人民元(邦貨7億8,400万円)。温州市副市長在任中、都市建設プロジェクトで収賄。2003年4月、偽名を使い、シンガポールを経由して、米国へ逃亡した。浙江省人民検察院は、国際刑事警察機構を通し、楊秀珠を国際指名手配。

7.謝炳峰

横領金額0.5億人民元(邦貨7億円)。中国銀行南海支店事務所在任中に着服した。1998年、タイに潜伏し、2000年11月12日、麦容輝が駐タイ中国大使館に自首、中国警察当局により強制送還された。麦容輝が謝炳峰の逮捕に協力。

8.陳新

横領金額0.4人民元(邦貨5億6000万円)。工商銀行重慶九龍坡支店・会計事務処理中、粉飾決算により公金を着服した。2001年1月、公金を持ち逃げし、国内外に潜伏、南ベトナム、ミャンマー等で身分証を29件偽造した。2001年3月に逮捕された後、死刑執行となった。

9.付普照

横領金額0.4億人民元(邦貨5億6000万円)。高額利息で客を誘い投資させ、偽造金融証券を乱発、4,035万元を詐欺着服した。国外に潜伏して4年後、2003年7月にミャンマーから強制送還された。

10.汪峰

横領金額0.3億人民元(邦貨4億2,000万円)。南海市口岸事務処理室副主任在任中、公金を横領着服した。1995年に出国して潜伏していたが、2000年に逮捕された。

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