中国、05年原油輸入量、前年比2・2%減少

2006/02/07
更新: 2006/02/07

【大紀元日本2月7日】中国の2005年の原油輸入量が2004年と比べて、2・2%減少し、需要量の42・9%

ガソリン不足で長蛇の列ができたガソリンスタンド=2005年8月、広東省広州で(Getty Images)

しか輸入できなかったことが中国国家発展改革委員会の発表で分かった。

米国VOAの報道によると、原油輸入減少の原因については、中国国内の専門家は、国際市場における石油価格の高騰が原因とみている。2006年の国内石油産出量は1億8千4百万トン、需要量の44%が不足する見込みである。そのため、今年の原油輸入量は増加するとみられている。

一方、中共政府は海外の油田への投資を急ピッチで進めている。過去6ヶ月間、カザフスタン、ナイジェリア、シリアなどの国と総額70億ドルの油田開発協議を締結した。しかし、これらの地区は政局が不安定なため、安定した石油の供給ができるとは限らないと専門家はみている。過去には、イラクのサダム・フセイン政権と12億ドルの開発契約を結んだが、同政権の崩壊により、契約が無駄なったという前例がある。

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