人権派弁護士、「真相調査委員会」に参加を表明

2006/04/27
更新: 2006/04/27

【大紀元日本4月27日】中共による法輪功への迫害の実態を自ら調査し、調査報告書をインターネットで公表した高智晟弁護士は、現在、毎日数十名の私服警察に尾行されている。高智晟弁護士は2月より、中共当局の暴力的な取り締まりと人権蹂躙の横暴さに抗議するため、ハンスト・リレーを展開してきたが、このほど法輪功迫害を調査する「真相調査委員会」が設立されたのを受け、同調査委員会への参加に意欲を示した。

「真相調査委員会」は「中国大陸に赴き、全面的に法輪功迫害の真相を調査する委員会」の略称である。蘇家屯秘密収容所をはじめ、中国各地にある収容所で法輪功学習者の臓器が摘出、売買されていることが報道された後、法輪功学習者らは国際社会に対し、迫害の実態を調査するよう強く求めている。一方、第三者による調査は、中共当局による隠蔽工作に騙される危険があるため、法輪功学習者らは、自ら参加する「真相調査委員会」を立ち上げ、事実解明に全力を注ぐという。

高智晟弁護士は「希望の声」国際ラジオ局からの取材で、同調査委員会について次のように話した。
「私は常に蘇家屯事件の進展に注目している。蘇家屯事件は一つの例にしか過ぎない。中国では蘇家屯のような場所が一箇所しかないと簡単に思う人はいないと思っている。私たちが今非常に心配しているのは、つまり、犯罪者の普通の心理からすれば、彼らはおそらく犯罪の証拠を緊急に処分していると思われる。犯罪の証拠が処分されたら、真相究明にある程度の困難をきたすことになる。更に心配しているのは、最近北京、上海の総合病院に(臓器移植のことを)問い合わせてみると、彼らは意外にも、ストレートに教えてくれて、つまり法輪功学習者の健全な臓器を提供できる、とはっきり言っている。しかも例外なく、5月までに早めに移植に来るようにと勧めている(5月末までに生き証人である法輪功学習者を全部処分するつもりである)。これに対して人類は、もう沈黙を続けるべきではないと私は思っている」。

「私もこの『真相調査委員会』に参加したい。その理由として、第一に、私は同委員会に参加することを強く望んでいる。第二に、私はこの委員会に参加する資格があると思っているからだ。ここ数年来、私はずっと蘇家屯事件のような迫害事実を調査してきた。私は確実に一部の迫害の真相、残虐な犯罪事実を暴露するだけの証拠資料を握っており、特に証人と接触するルートができている。これらの証人の多くは被害者であり、彼らの体に迫害の痕跡がたくさん残っている。たとえば血管が切断された後の傷跡などだ。王玉環さんという年配の方は、血管を切断されたこともある。第三として、私はこの真相調査委員会に参加する責任がある。これは私の望みであり、且つ私は十分な条件を備えている。全国各地で私は証人たちと接触するルートを広く作り上げているので、ぜひこの真相調査委員会に参加できることを望んでいる。」

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