大陸ネット封鎖の突破について

2006/05/12
更新: 2006/05/12

【大紀元日本5月12日】5月3日は「世界報道自由デー」である。昨年の5月3日、私は国際記者組織のワシントンで行われた記念活動に招待されて、中国の報道不自由について証言した。今年の5月3日に私は短い文章を書いて、法輪功団体が中国での報道の自由を推進する面において、立てた戦功に感謝の意を表したい。

つい最近、中国、米国、香港、台湾において先輩と称される一人の報道者とともに北京大学で食事をしたことがある。彼女は最近とても悩んでいると語り、中国にいたくないと言った。私が急いでどうしてかと聞くと、彼女は「海外のウェブサイトが開けないのです!中国は狂ったようで、これも、あれも封鎖して見られない。まったく我慢できない」と答えた。彼女は海外記者として数年間北京に駐在したが、今年は記者の仕事をやめて、北京大学の教職を受け持った。私はとても不思議に思われて「どうして……あなたはまだ無界ネット、或いは自由の扉を使っていませんか?」と質問した。彼女は「ずっと使っていましたが、最近になって、なんか効かなくなりました」と答えた。私は笑いながら、「えー!あなたはこれっぽっちの小さな事で中国にいたくないと言ってはいけないでしょう。私があなたに新しいのを一個コピーしてあげれば済むことなのですから」と言った。

無界ネットと自由の扉に頼っている

無界ネット自由の扉は二つのソフトウェアである。これらのいずれかを通して、中国大陸のネット封鎖を突破することができ、真に国際のインターネットの中に飛び込める。現在大陸で、中国人は海外のウェブサイトを閲覧するのに、必ず無界ネット或いは自由の扉を使う。外国人にはネット封鎖を突破するにいろんな方法があるが、最も経済的で、最も簡単なのは無界ネットと自由の扉を使うこと。各種のメディアの中、ネットワークは最も簡便で自由。しかし、中国で、無界ネットと自由の扉がないと、ネットワークの自由の天性は根本的に現れない。言えるのは、もし無界ネットと自由の扉を使わないと、インターネット時代の中国は以前のインターネット時代とまったく同じで少しの報道自由もない。もし無界ネットと自由の扉を使うと、少なくともネットワーク世界で、中国人はアメリカ人と同じく自由である。

無界ネットと自由の扉はこれほど重要である。しかし、これほど重要な無界ネットと自由の扉は法輪功を修煉する技術者により発明された。中国政府の設置したインターネットファイアウォールを突破して、中国大陸の時事情報の状況を変えないといけない。

国際インターネット上の情報量は莫大であるが、一般の中国人にとって、得られるのは中国語の情報だけである。したがって閲覧できる情報、特に時事政治方面の情報はまた非常に限られている。これほど限られた時事政治情報の中で、また法輪功の『大紀元』、新唐人テレビ局と希望の声国際ラジオ局の三つのメディアが発表する情報量が最も多い。海外の中国語報道情報ウェブサイトは2種類に分類できる。一つは言論に気を付ける、もう一つは情報に気を付ける。大陸の中国人の言っている海外ウェブサイトを閲覧するとは、どのウェブサイトを言っているのか、何を見るのか?主に『大紀元』などの法輪功のウェブサイトを閲覧する。大陸の人民ネット、新華ネット、新浪ネット、捜狐ネットなどの内容、観点と立場とまったく異なる情報を見るのだ。

ニュースバランスの原則は達成しにくい

法輪功メディアの発表する報道情報と時事政治の言論はほとんど中国大陸からくる。よって、大陸人の報道言論自由に1つのプラットフォームを提供したことになる。彼らが提供するこれらの情報と言論は、大陸のウェブサイトでは根本的に発表できない。法輪功のメディアが共産党の悪口しか言わない、ニュースバランスの原則を知らないと責める人がいる。実際、バランスには三つの段階がある。1篇の原稿の中に表裏の両側の意見がすべてあること、これは微視的段階のバランスを取るため。一つのメディアが長期に渡り、表裏の両側ともすべて報道すること、これは半ば段階のバランスを取るため。一つの国において各立場、観点、背景のメディアがともに合法的に存在し、各自自分の報道したいことを報道する、これは巨視的段階のバランスを取るためである。

中国大陸の報道界には、この3つのバランスがすべて存在しない。したがって、たとえ法輪功のメディアが「もっぱら共産党の悪口を言う」として、依然として人民日報、中央テレビ局などの大陸のメディアがもっぱら共産党のよい話しかしないことにバランスが取れない。したがって、いわゆるバランス原則が破壊されたのは、法輪功メディアがただ共産党の悪口しか言わないことにあるのではなく、大陸のすべてのメディアがただ共産党のよい話しかしないことにある。

大陸の民衆にはマイナス面の情報が欠けている

ラジオ自由アジア放送局の記者は私に、ワシントンの報道界は彼らを見くびる、彼らのメディアがバランス原則に従わないため、彼らが記者ではないと言っていると語った。私は「これはワシントンの記者グループが教条主義であることを説明する。彼らは西方経典情報学に不案内で、中国を知らないばかりか、バランスも知らない。バランスの端末は受け手で、中国の受け手に欠けるのは中国大陸に関するマイナス面の情報であり、あなた達は大陸では見られないマイナス面の情報を提供することを使命とするので、まさにバランスの原則に従っている。バランスというのはメディアがすべて神のようにバランスを取るのではなく、かえってメディアはみな自分の自由、平等のバランスを取り、合法的に一緒に並べられること。バランスを取るとはみなバランスが取れないことで可能になる結果である。

(アップル日報/凌鋒より)

出所:新世紀

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