香港経済短信 9月25日

2006/09/26
更新: 2006/09/26

【大紀元日本9月26日】

海外市場の軟調を受けて 香港株54ポイント下げ

ハンセン指数は前日17,683という6年ぶりの高値をつけたが後場に掛けて材料不足と海外市場の軟調を受けて弱含みとなりブルーチップ銘柄も軟調。京客隆の新株は終値22%上げ。市場は米国経済の緩みから利下げ期待と影響される地域の経済動向をにらむ展開。ハンセン指数終値17,546.04下げ54.61或いは0.31%値動き17,539.81-17,683.45.出来高359億香港ドル。

香港次季国内生産予想 年率換算5.2%上げ

香港次季国内生産予想は,去年同期に較べ實質上升5.2%,今年第一4半期の8%より上げ幅は下がった。業種別に見るとサービス業は,今年はじめの9.1%の大幅上昇に続く,第二季は合計實質上升7%。金融、保險、不動産及商用サービス業は次季に上昇が期待され,去年同期に比べ實質上升は14%近い,増加の主な要因は銀行業務,運用益及びサービス費收入の大幅上升,及び株の売買手数料など。

8月新規住宅貸付・坦0%

金融管理局に依れば,23の認可機構の統計に基づく,8月新規住宅貸付は,大幅・坦0.6%,で127億香港ドル。其の中,新築上升11億元,増加率62.2%,中古市場新規貸付上升9億香港ドル,増加率14.4%,新たに申請された貸し出し數も28.2%増加。新規貸付の中で,利率プライム2.5%以下のものは,60%に達せず。プライムレート以上のものが・┳2.8%,主なものは香港銀行間貸し出しレート。

北京京客隆売り出し初日 速報

北京日用品小売チェーン北京京客隆(8245),売り出し初日,初値6.25香港ドル,売り出し価格の4.5香港ドルに較べ4割近い高値,終値は5.5,売り出し価格に比べ22.2%高,出来高1.06億株。

銀監:大陸での50%近い商業貸付は1%に満たない大口顧客へ

銀監會統計部主任劉成相に依れば,中國商業銀行の最近の貸付,は1%に満たない大口顧客からという。大口顧客とされるところへの平均貸し出し残は約5億元人民幣。専門家は,商業銀行の貸付が大口顧客に集中しすぎており、銀行経営の危機管理という観点から見ると重大な失敗であると言う。しかも中小企業に対する貸し出しがなおざりになっており融資を受けられる中小企業はほんの一握りだとも言う。

HSBC:来年の経済成長は緩み1.9%

HSBCの研究予測に依れば来年の米国経済成長は緩みアジア地域の輸出産業に影響する。米国経済の成長は続くが1.9%程度で以前期待されていた2.6%からは0.7%の下げ。報告では更に経済規模の小さい国家ほど影響を受けやすくたとえば香港、台湾、シンガポールなどが顕著。しかし経済規模が大きい中国やインドまた閉鎖型の経済体制を取っているところへの影響は少ない。

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