米指揮官:イラクへ治安維持権限を移譲、18ヶ月内撤退可能

2006/10/25
更新: 2006/10/25

【大紀元日本10月25日】ハリルザト駐イラク米大使は24日、米国はイラク国内の治安回復を成功させなければならないと強く意思表明した。また、駐留米軍指揮官ケイシー氏は、これから先の18ヶ月内で、イラク部隊へ治安維持権限の移譲を示唆した。

ハリルザト大使はバグダッドで開いた記者会見で、これから先の1年間でイラクは政治面においての進展が現れると確信し、「イラク政策での目標は変わっていない」とし、「治安回復を成功させなければならない」と強調した。一方、カイシ将校はイラク部隊に対して1年ないし1年半の内に、治安維持権限の移譲を行うと示唆した。

ケイシー氏はラマダン(断食月)期間中に、武装勢力に対抗したイラク部隊は計300人が犠牲したことを明らかにした。同氏は、今年6月に空襲により、国際テロ組織アルカイダ指導者アブ・ムサブ・ザルカウィ容疑者が爆弾を受け死亡した以降、同組織は依然と活動し危険であるとしたが、米側は確実に勝利を勝取っていることを強調した。

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