香港・大陸消費者団体、旅行会社の不法行為指摘

2007/02/21
更新: 2007/02/21

【大紀元日本2月21日】香港は旧正月期間における中国大陸の旅行者に人気が高い。しかし、このほど、大陸および香港両地域の消費者団体は、大陸の一部の旅行会社が旅行団体客を香港の旅行会社へ引き渡しまたは合併させ、最終的に消費者たちの利益を損なう不法行為が頻発していることから、両地域政府へ監視管理を強化し、経営管理の取締りを呼びかけた。

VOAの報道によると、中国消費者協会は昨年に3千通以上、また、香港消費者委員会に1400通以上、旅行に関連するクレームを受けたという。中には、香港の個別のツアーコンダクターが旅行者に対して、強制的に買い物へ連れて出たりした上、買い物をしなかった場合、旅行者を町の中に残し去って行くことも起きており、大多数が買い物に関連するクレームだという。

*買い物を強制される旅行者

双方の消費者団体の調査によると、大陸の一部の旅行会社は団体人数が不足または出国旅行経営資格を獲得していないため、自社の旅行団体客を他社へ引き渡し、中間手数料を取ったから、出国後の旅行客を引き受けた側が基本的な利益を受け取ることができず、最終的に手数料を獲得のために、旅行者に対して強制的に買い物を強いる状況が生じたという。

香港消費者委員会の陳黄穂・総幹事長は、「旅行会社は旅行者から費用を受け取ってから、承諾を履行せずに、旅行団体客を他社に引き渡し、利益として中間手数料を取得しながら利益をむさぼり、最終的に目的地にたどり着くと残された費用がわずかとなり、ゼロになってしまうこともある」と分析し、手数料による利益獲得の方法は必然的に旅行内容の質に影響を及ぼすと指摘した。

また、陳総幹事長は、消費者が高い旅行ツアーに参加しても必ずしも保障されるとは限らないとし、最後に引き継いだ先にきちんと費用を受け取れるかどうかが重要なポイントであると強調した。

*資格審査を強化すべき

双方の消費者団体は、大陸および香港当局に対して、旅行市場の監視と管理、出国手続きを行う許可を有する旅行会社の経営資格の審査を強化し、大陸の旅行会社と香港の旅行会社についての共同手引きをしっかりし、按配および費用の詳細を明記するよう求めた。さらに、大陸消費者へ盲目に安価な旅行団体ツアーに参加しないように、申し込む時にツアーの日程および買い物回数を確認するよう呼びかけた。

香港メディアの報道によると、北京および上海のある旅行会社は年寄りと子供の購買力がないことを理由に、1人当たりに対して300~600元(約4600~9200円)の付加料金を徴収しているという。これに対して、旅行会社の中には、香港側に費用を取られたため、旅行者にその分を徴収せざるを得ないと主張している。

関連特集: