「剰男剰女」が多く 人気急上昇の「婚活スーパー」=中国北京

2009/11/24
更新: 2009/11/24

【大紀元日本11月24日】「剰男剰女」の「剰」は中国語では「残りの意味」で、「剰男剰女」を直訳すると「売れ残りの男女」となり、「30歳を超えた未婚の男性または女性」を指している。「剰男」は男性、「剰女」は女性と分けて使われている。1990年代まで「大齢青年」という言葉が使われていたが、時代の変化とともに、「剰男剰女」に変わった。しかし、いずれも喜ばしい意味ではない。

「剰男剰女」と呼ばれる未婚の男性と女性の要望に答え、北京では「婚活スーパー」が現れた。商品は「縁」と「愛情」、棚には性別、年齢、収入等の独身者の個人情報が公開され、結婚相手を求める人はこの情報から気に入る相手を探すことができる。

婚活スーパー」は北京西直門西環広場に位置する。11月11日に開業以来、人気は急上昇し、独身者が20人民元(約270円)の会費を払えば、会員登録できる。現在、登録ユーザーはすでに10万人を突破した。

「婚活スーパー」で結婚相手を探すには、以下の手順を守らなければいけない。まず、20人民元の会費を支払って、個人情報検索権限を獲得、気に入る相手が見つかったら、スーパーの管理者へ連絡、お見合いを手配してもらう。ただし、お見合いは一回につき費用が100人民元(約1700円)必要となる。

それ以外、スーパー側ヘ合コンなども催し、男女の出会いのチャンスを作る。

スーパーの責任者・張頴氏の話によると、スーパーに預かっている単身者の個人情報はすべて確認済み、写真付きで信頼性が高い、個人情報の公開はすべて提供者本人の許可を得ているという。

中国政府の統計によると、北京では28歳を超えた未婚者が急増、その中でも、女性はすでに50万人に達した。結婚できない理由は、仕事のプレッシャーが大きくて結婚することを考える余裕がない、一人っ子で個性が強くて結婚できないなどが挙げられる。

(翻訳・楊J)
関連特集: 国際