【大紀元日本7月9日】「今年のＷ杯は、オランダが２：１でスペインに勝利する」―決勝が後３日と迫っている今、中国の大手ポータルサイト「百度（Baidu）」の掲示板にある予言が注目を集めている。

これは「Ｘ来自未来」というハンドルネームを持つネット利用者がＷ杯開催前の６月１３日に同掲示板に書き込んだもので、詳細に書き記されている。「私は未来からやってきた。多くの人は私の話を冗談だと見なしてしまうが、証拠として現在注目されているＷカップの結果をここに残しておきたい。オランダとスペインが決勝に進出する。オランダが２：１でスペインに勝つ。スナイデルともう一人の誰もが予想しないベンチ選手がゴールを決める」と大胆に予測した。

書き込みが発表された当時は、大きな反応がなかった。むしろ、からかいの対象となっていた。しかし、オランダが優勝の有力候補ブラジルを下し、ベスト８進出を決めた後、徐々にネット利用者の関心が高まった。７月６日にオランダが一足早く決勝進出を果たしたのを受け、７月７日にアクセスが２０５万回に上り、２万を超えるコメントが寄せられ、平均１時間に１０万回のアクセススピードで一躍注目の的となった。

この注目ぶりに、ネット利用者は「Ｘ来自未来」と同名、または類似した「Ａ来自未来」などのハンドルネームのＩＤを相次いで登録、ネット上で「未来事件」と呼ばれている。同利用者はのち、「Ｘ_来自未来」のＩＤに変更し、Ｗ杯のほか、今年の北京の猛暑、中国の不動産市場と株式市場のゆくえについても多くの予言を出しており、ネットで熱い注目を集めている。

７月７日にスペインが今大会で大躍進を遂げたドイツを下し、決勝トーナメントに進出し、まさかの予言通りの展開となりつつある。果たして勝者は予言されたオランダになるのか、ますます目が離せなくなった。