反日煽動で罪 ツイッターの一言が災い=中国

2010/11/20
更新: 2010/11/20

【大紀元日本11月20日】江蘇省無錫市在住の女性が、ツイッターで上海万博日本館への攻撃を呼びかける書き込みを転載したとして、社会秩序かく乱の罪に問われ、1年の労働教養を言い渡された。しかし、本人は反日デモに反対し、皮肉の意味で書き込んだと主張している。

同女性が転載したのは交際相手による書き込み。二人はインターネットに掲載された、10月17日に四川省綿陽市で起きた反日デモの動画を見て、通行人のビデオやカメラを壊すデモ参加者に不満を抱いたという。その後、交際相手の男性はツイッターで「反日デモや日本製品ボイコットは新鮮味がない。飛行機にでも乗って上海万博の日本館を壊したらどうか」と発言した。

女性は同書き込みを自身のツイッターに転載し、「憤青(自称愛国者の民族主義の若者)、やっつけに行こう」と付け加えた。

「日本製品を壊す人を皮肉る意味で書いた」と交際相手は釈明する。

「二人とも日本製品を壊す行為に反対している。前後の文脈を読めば皮肉のつもりで書いたと分かるはず」と無罪を主張している。

ツイッターでの発言で罪を問われたのは、中国では今回が初めて。ツイッターは中国で禁止されており、多くの人はネット封鎖を突破するソフトをインストールして利用している。

(翻訳編集・高遠)
関連特集: