<中国人ブログ>言論の自由度 民間計算法 VS 当局計算法

2011/01/15
更新: 2011/01/15

【大紀元日本1月15日】「捜狐(Sohu)で開設した僕のブログは、トップページにある15編の記事のうち、6編は封鎖され開けられない(2010年10月21日現在)」。中国のポータルサイト捜狐(Sohu)でブログ記事を公開する上海在住の経済評論家・時寒氷氏は、香港の鳳凰ネットで開設したほかのブログでこうつぶやいた。

「これらの数字を使って中国の言論の自由度を、簡単な数式で表せるのではないか」と時氏は話を展開させ、中国における言論の自由度を「民間による計算法」と「当局の計算法」の旧・新とに分けて数字で示して、自らの考えを次のようにまとめた。

言論の自由度を「民間による計算法」で計った場合

15編のなか、1編は仲秋節のあいさつ文、1編は旅行記、1編は政府の報道を転載したもの。この3編を除くと、評論性と分析性のある記事は12編。そのうち、6編はアクセスでき、6編は削除されている。

削除率:6/12=50%

結論:中国の言論は不自由であり、半数に上る言論は抑制を受けている。

言論の自由度を「当局計算法(旧バージョン)」で計った場合

15編はすべて記事であることは間違いない。15編中、6編はアクセスできないが、9編は閲覧できる。これこそ主流だ。

削除されない率:9/15=60%

結論:中国の法律法規を守り、関連部門の規定を守り、当局とその親族の心情を考慮すれば、「中国は普通の言論自由じゃなくて、絶対たる自由を誇る国」と言ってよい。

言論の自由度を「当局計算法(新バージョン)」で計った場合

15編のなか、わずか6編がアクセスできない。

削除されない編数/削除される編数:9/6=150%

結論:言論自由度は150%。100%を超える中国の高度な言論自由度と当局の寛容な姿勢を無視し、事実を歪曲する諸勢力は、中国人民と世界中の平和を愛する人々を敵に回している。

中国政府の言い回しを真似て、中国の言論規制を揶揄し批判するこのブログ記事に対し、読者から、「時さんはすでに当局のブラックリストに載っているかもしれない。どうかお気をつけください」「時さんのような人は中国の良心であり希望である」と、心配と支持のコメントがたくさん寄せられている。

                     

(翻訳編集・張凛音)

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