地方選 独立系候補を支持 失業者が集会開く=河南省

2011/10/19
更新: 2011/10/19

【大紀元日本10月19日】最近、河南省_deng_州市の100名以上の失業者が市内の商業中心部で集会を行い、現在の不公平な労働者待遇に抗議するとともに、地方議会選挙の独立系候補・周徳才氏への支持を表明した。米VOAが伝えた。

VOAは、集会の組織者・胡小青氏の話として、「国有企業の_deng_州タバコ工場は1998年~1999年の間に労働者200人を解雇し、その代わりに政府や工場役員の親戚や知人を新たに雇用した。この件について、失業者は過去12年間何度も裁判所に起訴したり陳情活動を行ったが、いまだに問題が解決されていない」と伝えている。

失業者の支持を集める独立系候補・周徳才氏は河南省固始県出身。今年の3月にインターネットで、農民と労働者は連合して合法的権利を守るという運動を提唱した。「2カ月前に地方議会選挙に参加することを決定した。今後、自分の主張についてもっと多くアピールしていくつもりだ。しかし、地方政府は私の参選を歓迎していないようだ」と周氏はVOAの取材に対して答えた。

独立系候補が、当局による監視・監禁などの嫌がらせを受けているとの情報を耳にしていたにもかかわらず、周氏は参選を決意した。「最初は10月中旬に選挙が始まる予定だったが、現在まで延長されている。当局は私のような独立系候補を阻む対策をとっているようだ」と周氏は付け加えた。

9月28日、広東省佛山市の農民の権利を守る活動家で独立系候補の郭伙佳氏が、佛山市南海区の人民代表に当選した。これは今年初めての独立系候補当選事例だったが、その後、郭氏の行動は当局に監視されているという。

「今回、全国で行なわれる地方議会選挙で、独立系候補者は例年より顕著に増えたが、彼らは発言権が限られているので、民意が反映されるかどうか、過剰な期待は出来ない」と北京の法律専門家・陳永苗氏は指摘している。

 (翻訳編集・王知理)
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