売春報道にチャンツィイーが提訴、報道側「事実を伝えただけ」

2012/06/14
更新: 2012/06/14

【大紀元日本6月14日】失脚した重慶市元トップの薄熙来氏を相手に売春していた報道をめぐり、中国の人気女優チャンツィイーが11日、名誉が傷つけられたとして海外華字メディア「博訊」と香港紙「蘋果日報」に損害賠償を求める訴訟を香港で起こした。「博訊」は事実を「伝えただけ」として、謝罪と賠償を拒否する姿勢を示している。英BBCが12日に報じた

博訊は公式サイトで事件の経緯を説明した。それによると、チャンは代理人を通じて、「報道が悪意で、間違っている」とし、「関連報道の取り下げ、情報源の公開、謝罪と損害賠償を行う」などを要求した。

これに対し、博訊は「記事に侮辱的な言葉を使っておらず、事実のみを報じた。情報源は匿名者から提供され、博訊に情報源の守秘義務がある」と説明し、チャン側の要求を全面拒否する構えを見せている。

博訊は先日、チャンは薄氏に一晩1億円の値段で売春していたとして、当局の取り調べを受け、海外への出国を禁じられていると報じた。チャンは報道によって、精神的、社会的な圧力を受けたとして、損害賠償を求めた。

同報道は「蘋果日報」など世界各メディアに転載された。同紙は訴訟に対して、現在コメントを発表していない。

(翻訳編集・高遠)
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