炭坑現場 トロッコのワイヤー断裂 20人死亡=甘粛省

2012/09/26
更新: 2012/09/26

【大紀元日本9月26日】25日、甘粛省白銀市の炭坑で作業員を乗せたトロッコのワイヤーが断裂する事故が発生した。これにより20人が死亡、14人が重軽傷を負った。国営新華社通信が伝えた。

同日午前0時25分ごろ、同市にある屈盛煤業有限公司の作業員を乗せたトロッコのワイヤーが突然切れ、トロッコは坑内へ逆走した。

政府メディアによると、事故当時、トロッコには34人の作業員が乗り込み、炭坑出口に向かって上っている途中だったが、出口まで80メートルの地点でワイヤーが切れ、出口から約230メートルの地点で横転した。

この事故で20人の死亡が確認され、14人が重軽傷を負った。ある関係者はトロッコの定員オーバーが原因だとの見方を示した。

同炭坑は、年産能力9万トン。2001年12月から稼働し、2003年に正式に生産を開始している。坑道の全長は距離704メートル、勾配は28度で専用レールが敷設されている。

(翻訳編集・坂本)
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