ゴミ焼却施設反対 1万人がデモ=広州市

2013/07/17
更新: 2013/07/17

獅嶺鎮で15日に行われたゴミ焼却施設の建設に反対するデモの様子(ネット写真)

【大紀元日本7月17日】広東省広州市獅嶺鎮で15日、ゴミ焼却施設の建設に反対するデモが行われ、約1万人が参加した。当局は3000人の警官を投入し、警備に当たっている。大規模なデモにもかかわらず、地元紙はデモを報じていない。

米政府系放送局ラジオ・フリー・アジアによると、ゴミ焼却炉は当初、別の場所に建設される予定だったが、住民の反対に遭い、獅嶺鎮に変更された。

一方、同市近郊の永興村に建設された李坑ごみ焼却発電所が稼動して 4 年で、住民 60 人以上がガンになり、うち肺ガンは 45 例に達した。稼動前にガンで死亡した人は12年で9人だった。

デモ参加者はゴミ焼却施設による健康被害を懸念し、デモに参加していると動機を話している。

広東省では12日、江門市の住民が核燃料加工場建設に反対するデモを行い、建設計画を撤回させたばかり。

(翻訳編集・高遠)
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