「中国製」ハイテク偽造運転免許証、米国が大量摘発

2014/09/25
更新: 2014/09/25

【大紀元日本9月25日】米放送局CBSは22日、シカゴ税関は中国からの偽の運転免許証が入った荷物を数百箱余り摘発したと報じた。これらの偽造品がハイテク技術を駆使して作られたもので、真偽の判別が難しいため、米当局は安全への脅威があると見て対策を講じているという。

シカゴの闇市場では、偽造運転免許証は1枚を150ドルで販売され、お茶や宝石などを装って中国から密輸されている。同記事によると、荷物の中にある大学宛のものもあり、注文した大学生ら20人はのちに除籍処分を受けたという。

世界の「ニセモノ大国」と呼ばれる中国。偽造品と言えば粗雑というイメージがあるが、近年、偽造技術は進化を遂げ続けている。今回は普通の公文書偽造と異なり、本物にある豊富なカラーのバリエーションやレーザによる3次元マイクロパターンまでも見事に模倣されてしまったという。

イリノイ州のホワイト(Jesse White)州務長官は今回のことが公文書偽造の問題にとどまらず、安全保障上の脅威となる恐れがあると指摘した。

(翻訳編集・王君宜)
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