大紀元時報
公共性の問題も

中国の自転車シェアリング、金属の廃棄30万トン 重量は空母5隻分

2017年06月28日 20時34分
3月、上海の自転車シェアリングの駐車場(OHANNES EISELE/AFP/Getty Images)
3月、上海の自転車シェアリングの駐車場(OHANNES EISELE/AFP/Getty Images)

 自転車シェアリング(レンタサイクル)のビジネスが急速に広がる中国だが、前向きな報道はあまり多くない。最近、南方都市報は、廃棄分となった自転車30万トン分の金属は、およそ5隻の空母分の重量に相当すると報じた。

 同紙が6月12日に報じた、中国自転車協会の発表によると、2016年には全国で200万台のレンタサイクルが設置されたが、2017年はその10倍の2000万台になると見積もった。同時に、廃棄される自転車も急増している。協会の統計によると、廃棄自転車で生じたスクラップ金属は30万トンにもなり、空母5隻分の重さに相当する。

 廃棄されたレンタサイクルは「鉄くずの山」と化す。スクラップになった自転車から再利用のために回収できる金属は、フレームなどごくわずかな部品のみで、4~5元(約70円)ほどの価値しかなく、解体には手間がかかり、紙よりも再利用価値がずっと低い。

 また、レンタサイクルは価値を維持するために管理費がかかる。報道によると、1台740元の自転車8万台を備える杭州は、運用費用には一台あたり1000元かかる。

 普及するレンタサイクルだが、中国国内では乗り捨てや転売など、ネガティブな面がしばしば報じられている。福建省のある街では600台のレンタサイクルを設置したところ、1カ月で500台が盗まれた。深センの公園では1万台もの乗り捨てられたレンタサイクルがうずたかく山積みされ、「レンタサイクルの墓場」となってしまった。

車よりエコ、便利 自転車シェアリングが人気のわけ

広東省深センの公園近くに積まれた大量のレンタサイクル、2017年1月16日撮影(read STR/AFP/Getty Images)
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