大紀元時報
19大

19大間近、中国各地で規制強化の厳戒態勢 市民の生活にも影響

2017年10月15日 10時00分
19大前、北京市内の地下鉄駅で整列してエレベーターに乗る軍人
19大前、北京市内の地下鉄駅で整列してエレベーターに乗る軍人

 5年に1回の第19回中国共産党全国代表大会(19大)の開催を控えるなか、北京を中心に中国各地で監視が強化され、草木皆兵の厳戒態勢が敷かれている。少数民族や反体制派への監視強化のほか、刃物の使用規制、宅配業務中止、宿泊の制限など一般市民の生活にも影響が出ている。

 消息筋が海外中国語メディアに寄せた情報によると、習近平国家主席は最近、国防部・公安部・軍の上層部を召集した緊急会議で、「枕戈待旦(戈を枕にして明日を待つ)」のように、有事体制で臨むようにと命じたという。

 当局はとりわけ刃物の扱いに神経を尖らせている。北京市内のスーパーマーケットは19大の閉会まで、ハサミ、文房具用ナイフも含むすべての刃物類の販売を中止とした。ウォルマート平東関店の従業員は米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)の取材に対し、上級部門の指示により同店は刃物の販売を中止したと話した。

 北京市では、以前から調理包丁の購入時には本人確認が実施されている。又、地方住民への販売は不可などの措置も取られている。RFAの取材では、遼寧省に戸籍をもつ北京在住の女性は包丁を購入できないため、友人から借りたものを使用していると答えた。

 刃物規制は北京市に限ったことではない。新疆ウイグル自治区では、刃物の販売・所持を禁止するほか、自治区内のマルキト県やアクス県は住民に対し、包丁、斧、鍬、果物ナイフなどすべての刃物を近くの役場に持参し、身分証明書番号を刻印するよう通知を出した。番号の刻印がない刃物は押収される。また、数カ月前から、刃物は鎖でつなぐよう規定されている。ある商店主は店頭の刃物に鍵をかけなかったとの理由で一時拘束された。

新疆のレストランで刃物が鎖につながれている。写真は2016年に撮影されたもの。(ネット写真)
新疆のレストランで刃物が鎖につながれている。写真は2016年に撮影されたもの。(ネット写真)
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