トルコリラ急落、注目してみていく=麻生財務相

2018/08/15
更新: 2018/08/15

[東京 15日 ロイター] – 麻生太郎財務相は15日の閣議後会見で、トルコ・リラ急落を受けた金融市場の急変について、「何がもとで始まるかわからないので、その意味では注目して見て行かないといけない」と述べた。

また「(日経平均株価が)400円下げ、えらい騒ぎになっていたが、2万2000円台に戻った。米株も戻り、それなりの落ち着きは取り戻しつつある」との見方を示した。

先週末ワシントンで初会合が開かれた日米新通商協議(FFR)については、日本側から希望日程を連絡しても、返答がない状態がしばらく続いたとし、「最終的に(会合が)できあがったのはよかった」と評価。ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表と茂木敏充経済財政相の間で「意見交換が率直に行われ、次回(会合を開催する)となり、両国の貿易を促進するにあたって信頼関係に基づく形になったのは悪くない」との見解を示した。

安倍晋三首相が自民党に検討を指示したサマータイムについて「マラソンなどで熱中症で死者が出かねないと言われており、そのような可能性を避けるため、選択肢としては正しいと思う」とコメントした。

スルガ銀行に対して金融庁が一部業務停止命令を検討しているとの一部報道については「第三者委員会で調査中で、今答える段階にない」とした。

*内容を追加しました。

(竹本能文)

Reuters
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