カナダ・ケベック州、米関税で打撃受けた企業や農業を支援へ

2018/08/16
更新: 2018/08/16

[モントリオール 15日 ロイター] – カナダのケベック州政府は15日、米国の関税による企業や同州の農業セクターへの影響を和らげるため、5年間で8億6300万カナダドル(6億5700万米ドル)を拠出する方針を明らかにした。

関税により影響を受けた企業へ直接の金融支援を提供するほか、生産性の向上、従業員訓練や市場の分散化促進のための投資を支援する。

米国のトランプ政権は、カナダなどからの鉄鋼輸入に25%、アルミニウム輸入に10%の関税を課した。

ケベック州は6月、米国の関税に影響を受けた鉄鋼やアルミ会社に1億カナダドルの融資や借入保証を行うと表明していた。

同州では10月に州知事選を控えている。

Reuters
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