米国務省、イラン担当特別代表にフック政策企画局長を任命

2018/08/17
更新: 2018/08/17

[ワシントン 16日 ロイター] – ポンペオ米国務長官は16日、同省のブライアン・フック政策企画局長をイラン担当の特別代表に任命した。米国はトランプ大統領が5月に表明したイラン核合意からの離脱に伴い、対イラン制裁の再開を準備している。

ポンペオ長官は会見で、フック氏は新設された「イラン行動グループ」の責任者として、イランへ圧力をかけるため国務省と協力していくと説明した。フック氏はこれまでも、同省の交渉担当者としてイランへの厳しい対応を要求してきたほか、欧州やアジア諸国に米国の経済制裁を支持するよう説得してきた。

ポンペオ長官は「イラン行動グループは、国務省のイラン関連の活動に関してあらゆる観点から監督、レビュー、協力を行い、直接わたしに報告する」と説明。「われわれはイラン政権の行動を変えるための政府全体の努力にコミットしており、イラン行動グループは国務省が他の省庁と引き続き緊密に連携することを保証することになる」と述べた。

フック氏はティラーソン前国務長官に対し助言を行っていたほか、 ボルトン大統領補佐官(国家安全保障担当)がジョージ・W・ブッシュ政権時代に国連大使を務めていた際には対イラン制裁に関してボルトン氏と協働した。ブッシュ政権では国務次官補を務めた。

Reuters
関連特集: 国際