トルコ、米をWTO提訴へ 鉄鋼・アルミ追加関税巡り

2018/08/21
更新: 2018/08/21

[イスタンブール 20日 ロイター] – 米国がトルコ製の鉄鋼・アルミニウムへの輸入関税を引き上げたことに関し、トルコは世界貿易機関(WTO)での紛争処理手続きに入った。WTOが20日明らかにした。

WTOは声明で「当該製品に対する米国の追加関税について、トルコはWTOにおける米国との紛争協議を要請した」と述べた。

両国は今後、問題解決に向け60日間協議を行うが、問題が解決されない場合、申立国は裁判の一審に当たる紛争処理小委員会(パネル)に紛争を付託することができる。

両国は米国人牧師の拘束問題などを巡り対立が深まっている。トルコの裁判所は17日、当局が拘束中の米国人牧師、アンドリュー・ブランソン氏の釈放を求める訴えを退けた。この判断にトランプ大統領は牧師拘束を甘受しないと強く批判した。

*情報を追加しました。

Reuters
関連特集: 国際