ポンペオ国務長官の訪朝中止、米大統領「非核化進展遅い」

2018/08/25
更新: 2018/08/25

[ワシントン 24日 ロイター] – トランプ米大統領は24日、米国が目指す朝鮮半島の非核化に向けた進展が遅過ぎるとして、ポンペオ国務長官の訪朝計画を中止した。

トランプ氏はツイッターに「朝鮮半島の非核化を巡り十分な進捗が見られていないため、ポンペオ長官に現時点で訪朝しないよう求めた」と投稿した。

トランプ大統領は、北朝鮮の非核化に中国が協力しているとは思えないとも指摘。ポンペオ長官は近い将来に北朝鮮を訪問したいと考えているが、米国と中国の通商関係を巡る問題の解決後になる公算が大きいと述べた。

ただ「北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長と再び合うことを楽しみにしている!」ともツイート。2回目の米朝首脳会談に意欲を示した。

ポンペオ長官は前日、北朝鮮の非核化について話し合うため、来週訪朝すると発表していた。ただホワイトハウス当局者によると、トランプ大統領はこの日の午後にホワイトハウスで開かれた会合で中止を決定した。

Reuters
関連特集: 国際