[マニラ 4日 ロイター] – フィリピンのドゥテルテ大統領は4日、テレビ放送された演説で、病院で検査を受けたことを明らかにした。前日には出席予定だった行事や閣議を欠席しており、大統領の健康状態について憶測が広がっている。
ドゥテルテ大統領は昨年にも1週間にわたり公の場に姿を見せなかった時期があり、病気説が広がった。政府はその際、憶測を否定していた。
ドゥテルテ氏が健康問題の可能性を認めるとみられる発言をするのは初めて。
大統領は兵士や警察官を招いた夕食会で行った演説で「私自身、身体的に今どのような状況にあるか分からない」と述べた。その上で「がんであれば、がんだと言う」と言明した。
ドゥテルテ大統領の側近は、同氏が3日に大腸内視鏡検査を受けたことを確認した。大統領は毎年この検査を受けているという。
ドゥテルテ大統領は、3週間前に同検査を受けたが、組織を追加採取するため医師から再検査の要請があったと説明した。
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