記者殺害は「計画的」、サウジ検察当局が公式見解

2018/10/26
更新: 2018/10/26

[ドバイ/イスタンブール 25日 ロイター] – サウジアラビア検察当局は25日、反体制記者ジャマル・カショギ氏がトルコ・イスタンブールのサウジ領事館で殺害された事件は「計画的な」犯行だったと発表した。

カショギ氏失踪を巡り、サウジ当局は当初関与を否定。その後、「過失により」死亡したと主張していた。

検察当局は国営テレビを通じ「トルコから提供された情報を踏まえ、容疑者が事前にカショギ氏殺害を計画していたことが明らかになった」と語り、容疑者の尋問を行っていることを明らかにした。

サウジの発表に先立ち、関係筋の情報から、米中央情報局(CIA)のハスペル長官がトルコでカショギ氏殺害の音声記録を聞いたことが明らかになった。記録の内容は不明。CIAとトルコ情報当局はコメントを控えた。

ホワイトハウスのサンダース報道官によると、ハスペル長官はこの日、トランプ大統領に状況説明を行った。国務省によると、ポンペオ国務長官も同席した。

トルコのチャブシオール外相は、記者団に対し「われわれは検察当局が提供を認めた情報や捜査結果の一部を、追加情報を求めた向きと共有した」と述べたが、詳細には言及しなかった。

CNNトルコによると、トルコ警察は25日、イスタンブールのサウジ総領事館にある井戸を捜索した。

領事館の外では正義を求める十数人の人が座り込みを続けた。

*内容を更新し、写真とカテゴリーを追加します。

Reuters
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