[台北 31日 ロイター] – 米国の対台湾窓口機関、米国在台協会(AIT)台北事務所のクリステンセン所長は31日、台湾の将来を「平和的手段以外」で決めようとする取り組みを米国は深刻に懸念していると述べた。
台湾の蔡英文総裁は今月10日、双十節(建国記念日に相当)の演説で、中国が台湾に対する圧力を強める中、安全保障を強化するとし、中国の圧力に屈することはないと表明した。
クリステンセン所長は記者団に「台湾の将来を平和的以外の手段で決定しようとするいかなる取り組みも、米国にとっては大きな懸念だ」と語った。
またAIT台北事務所の新庁舎について、米国と台湾の関係の「重要なシンボル」だと述べ、米政府は台湾が国際社会で果たす「実質的役割」を引き続き支援していくと付け加えた。
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