[香港 26日 ロイター] – 25日に行われた香港立法会の補欠選挙で野党の民主派が親中派に敗れ、定数70の立法会は親中派が一段と優勢となった。
民主派の李卓人候補は親中派の陳凱欣候補に得票差約6%で敗れた。民主派の馮検基氏が無所属で出馬したことで票が割れ、親中派に有利に働いた。
民主派は3月の補選でも4議席中2議席しか獲得できず、大半の法案の可決阻止に必要な水準に1議席足りない状態となっていた。
今回と3月の補選は、民主派議員6人が就任宣誓を巡り議員資格を剥奪されたことを受けて実施された。
香港では今年、独立を支持する政党が活動禁止を命じられたほか、信念が公職に不適切として複数の民主家活動家が一連の選挙への立候補を禁止されている。