北朝鮮の金委員長、核施設への査察受け入れに前向き=報道

2018/11/28
更新: 2018/11/28

[ワシントン 27日 ロイター] – 北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が寧辺の主要核施設への査察受け入れに前向きだと、韓国の聯合ニュースが27日、外交筋の情報として報じた。

報道によると、同筋は「金委員長が9月の南北首脳会談で、米国が相応の措置を講じるのであれば、寧辺核施設を閉鎖し、査察を受け入れることに前向きとの考えを、韓国の文在寅大統領に伝えたと理解している」と語った。

文大統領はその後、金氏の発言をトランプ大統領に伝えたという。

金委員長は既に、米側が「相応の措置」を取れば寧辺の核施設を廃棄する用意があると表明しているが、査察団による同施設の検証を受け入れる用意があるとの情報はこれまでなかった。

27日の報道について、米国務省のナウアート報道官は「承知していない」と述べたが、金委員長がポンペオ国務長官との10月の会談で査察の受け入れに合意したと指摘し、「合意を実行すると期待している」と語った。

金委員長が合意した査察が寧辺の核施設に関するものだったかについての明確な言及はなかった。

*内容を追加します。

Reuters
関連特集: 国際