大紀元時報

中米移民キャラバン、3割超に健康問題 ノミや結核 HIV陽性も=ティフアナ当局

2018年11月30日 21時38分

メキシコのティフアナ衛生保健局によると、米国との国境付近に集中し滞在する数千人もの移民たちの3割超は、ノミによる皮膚感染症や結核など健康問題を抱えている。一時滞在中の環境も不衛生で、肝炎が蔓延(まんえん)する恐れもある。

米FOXニュース29日付によると、ティフアナ衛生保健当局は6000人あまりの移民のうち2267人に健康問題があることを確認しているという。このうち6割は呼吸器疾患で、少なくとも101例はノミなどの複数の皮膚感染症、結核が3例、HIV陽性が4例、水痘症の4例。

さらに同報道官によると、出入国管理所サンイシドロ港の近くにあるベニート・フアレス運動場は1000人収容施設にも関わらず、6000人あまりがすし詰め状態にある。非衛生的な環境のなか、肝炎が蔓延(まんえん)する危険性があるという。

移民の数は発表当局により異なる。ティフアナ衛生保健局はおよそ6000人と推計し、米国土安全省はティフアナとメヒカリで8500人と発表している。

中米からの移民者が、米国への不法入域するために集合している。米地方紙サンディエゴ・トリビューンによると、ティフアナには4700人以上が布やブロックで作った簡素なテントに滞在している。

「早くここから抜け出したい。みな具合が悪くなっている」とホンジュラスからの男性27歳は同紙に語った。

ティフアナ市政府は移民の大量流入の管理に頭を抱える。ガステルム市長は11月27日、移民たちのために一日3万ドルの生活支援費がかかると述べた。「ティフアナ市民の暮らしを犠牲にしたくはない」と市長は述べた。

ティフアナ市は11月22日、人道危機を宣言し、国際的な団体に移民キャラバン問題の対応をゆだねている。いっぽう、中米からの移民キャラバンの組織を促している。

亡命支援団体「国境のない人々」は亡命手続きを代行しており、3月以来1万1000人以上を名簿に登録している。米国サンディエゴとメキシコのティフアナの主な出入国管理局は1日あたり100件の亡命申請を処理する。非政府組織(NGO)団体「向こう側へ」などは移民希望者に対して亡命手続きを手伝っている。

(NTD/翻訳編集・佐渡道世)

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