[ワシントン 27日 ロイター] – 台湾の蔡英文総統は27日、米政府が台湾への武器売却に前向きな反応を示していることを明らかにした。
滞在先の米ハワイ州から米シンクタンク「ヘリテージ財団」の会合にビデオ中継で参加した。台湾は戦車のM1エイブラムスとF16V戦闘機の購入を新たに申し入れている。
米国は台湾とは公式な外交関係はないが、防衛面での支援が法的に定義され主要な武器提供国となっている。24日には米軍の駆逐艦と沿岸警備艇が台湾海峡を通過した。
総統は、中国から「1国2制度」を受け入れるよう圧力が強まっているとし、防衛と抑止力拡充の重要性が高まっていることを強調。
「幸い、台湾は孤立していない。米国の台湾へのコミットメントはこれまでになく強まっている」と述べた。
また、台湾への武器売却プロセスは政治色が薄まっているとし、「米国とは台湾の防衛に適した装備についてフランクな話し合いができる。米国はわれわれの要望に前向きに反応している」と述べた。
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