日米通商交渉の初会合、「やってみないとわからない」=茂木再生相

2019/04/12
更新: 2019/04/12

[東京 12日 ロイター] – 茂木敏充経済再生相は12日午前、閣議後会見で、ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表との日米通商交渉の初会合を15━16日にワシントンで開くと正式発表した。昨年9月の共同声明に沿って「物品貿易を中心に対象分野を決める」と述べた。

初会合でどこまで双方が踏み込むかが焦点となる。茂木経済再生相は「どこまで議論が進展するかやってみないとわからないが、国益に沿った良い成果が出せようにしたい」と強調した。「胸襟を開いてお互いの意見を率直に交換することで双方の理解を深めたい」としている。

パーデュー米農務長官が11日の記者会見で「農産品で(先行して)暫定合意を早期に結ぶことを望んでいる」と述べたとの報道に関し、発言を「原文で読めば、『時間のかかることを除いてできるだけ早く合意したい』と、共同声明に沿った内容だ」と指摘。農産品のみの先行合意を求めてはいないとの見解を示した。

*内容を追加しました。

(竹本能文)

Reuters
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