中国、通商合意実現に意欲示す=米ホワイトハウス

2019/05/09
更新: 2019/05/09

[ワシントン 8日 ロイター] – 米ホワイトハウスのサンダース報道官は8日、中国が通商合意の実現に意欲があることを示す情報を入手したと明らかにした。トランプ大統領はこのほど、中国製品に追加関税をかけると表明。9日から両国の通商協議が再開される。

サンダース氏は記者団に「先方が合意を望むことを示す情報を得た。わが方のチームは翌日、協議の席に着く。そこからどうなるか見極めたい」と述べた。

ロイターはこれに先立ち、複数の米政府関係筋と民間の関係筋の話として、中国政府が米中貿易交渉の合意文書案の全7章に修正を加えて、米国側に提示したと伝えた。[nL3N22K2UE]

米政府は8日、2000億ドル相当の中国製品に対する関税を10日付で現在の10%から25%に引き上げると通告。トランプ大統領はツイッターへの投稿で、「米国の国庫を満たすための年間1000億ドル超の関税を維持することに異論はない」などと述べている。

*本文1段落目の表現を修正しました。

Reuters
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