ホルムズ海峡の米商船に警戒呼びかけ、イランから攻撃の可能性

2019/05/11
更新: 2019/05/11

[ロンドン/ドバイ 10日 ロイター] – 中東地域を管轄するアメリカ中央軍(CENTCOM)は10日、米軍の戦略爆撃機「B─52ストラトフォートレス」 がカタールにある米軍基地に到着したと発表した。

シャナハン米国防長官代行は6日、「イラン政府による軍事的脅威」の兆しがあるとして、中東への空母打撃群と爆撃部隊の派遣を承認したと明らかにしていた。

こうした中、米連邦海事局(MARAD)は中東周辺の海域を航行する石油タンカーを含む米船籍の商業船舶がイランによる攻撃を受ける可能性があるとして警戒を呼び掛けた。

MARADは9日に公表したアドバイザリーで、5月初旬以降、イラン、もしくはイランに同調する近隣の勢力が米国や米同盟国に対し何らかの行動を起こす可能性があると警告。「石油タンカーを含む米国の商業船や、米軍の艦艇が、紅海、バブ・エル・マンデブ海峡、ペルシャ湾で標的になる恐れがある」とし、米船籍の船舶に対しホルムズ海峡を航行する2日前までに米海軍の第5艦隊に通知するよう呼び掛けた。

※写真を追加、見出しを変えて再送します。

Reuters
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