大紀元時報

人権派弁護士王全璋氏、刑務所の動画に姿 妻「反応が鈍い様子」

2019年05月22日 22時01分
山東省臨沂刑務所前で王全璋弁護士との面会を求める妻・李文足氏(李文足氏提供)
山東省臨沂刑務所前で王全璋弁護士との面会を求める妻・李文足氏(李文足氏提供)

中国当局による人権派弁護士の一斉拘束事件で唯一、安否不明となっている王全璋氏の動画が20日、山東省臨沂刑務所によって家族らに公開された。動画を見た同氏の妻、李文足氏によると、王氏は「かなり痩せて老けている。反応が鈍くて、目の視線が定まらない」という様子だった。

李文足氏によると、3分間の動画の中で、王氏は「刑務所の中で元気に過ごしている。(刑務所の)幹部らは良く面倒を見てくれている。刑務所を今改装しているから、6月20日以降なら面会できそうだ」などと話した。

李氏は5月20日、王全璋氏との面会を求めるため同刑務所を訪れた。その際、刑務所側は王全璋氏の様子を事前に撮影した動画を見せた。撮影時期は不明だという。

李氏は大紀元の取材に対して、「主人が何かを話すとき、非常に時間がかかっていた。頭の回転がかなり鈍い感じだった。この様子を見て、すでに釈放された李和平弁護士と李春富弁護士のことを思い出した」と述べた。

弁護士一斉拘束事件で連行された李和平氏らは監禁中、不明の薬物を飲まされるなどの拷問を受けた。李和平氏の弟、李春富氏も迫害を受け、釈放された時、骨と皮ばかりに痩せこけて精神に異常をきたしていた。

今年1月、天津市第二中級法院(地裁)は、「国家政権転覆罪」で起訴された王全璋氏に対して懲役4年6カ月の有罪判決を言い渡した。

中国当局は、2015年7月に王全璋氏を拘束してから、一度も王氏の様子を公開したことがない。天津地裁は1月非公開で審理を行った。

李文足氏は、「主人が今までどのような拷問を受けてきたのかを考えると、非常に不安で胸が張り裂けそうだ」

(記者・洪寧、翻訳編集・張哲)

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