北朝鮮、米の圧力に反発 首脳会談の合意は「白紙」とけん制

2019/06/05
更新: 2019/06/05

[ソウル 4日 ロイター] – 北朝鮮国営の朝鮮中央通信(KCNA)によると、北朝鮮は米国による非核化に向けた過度な圧力を批判し、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長とトランプ米大統領が昨年シンガポールで交わした合意がリスクにさらされる恐れがあるとけん制した。

北朝鮮の高官は声明で、米国が「取り返しが付かなくなる前」に新たな提案を編み出せなければ、両国の首脳による共同声明は「白紙に」戻されると警告。「米国は可能な限り早急に現在の計算方法を変更し、北朝鮮側の要請に応じることが賢明であろう」とし、「われわれの忍耐にも限界がある」と言明した。

北朝鮮を巡っては、今年2月ハノイで開催された2回目の米朝首脳会談が物別れに終わったことを受け、会談に関わった幹部が処刑されたと報じられていた。

Reuters
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