カナダ首相、中国の輸入規制強化を懸念 習国家主席と会談も

2019/06/07
更新: 2019/06/07

[オタワ 6日 ロイター] – カナダのトルドー首相は6日、中国がカナダからの輸入品への規制強化を拡大することを懸念しており、月末に大阪で開催されるG20(20カ国・地域)首脳会議で中国の習近平国家主席と会談する可能性があると語った。

中国はこれまでに、カナダから輸入するキャノーラ(菜種)に害虫が見つかったとして、対中輸出を認めないことを決定。また、カナダ産の食肉および食肉製品に対する検査を強化する方針を示している。

ノルマンディー上陸作戦決行日「Dデー」の75周年記念式典出席のため当地を訪れているトルドー首相は「中国のキャノーラに対する対応や、今後実施される可能性のある措置を懸念している」と語った。

G20期間中に習主席と会談するかという質問には「習氏と直接対話することが適切、もしくは望ましいかどうか見極める」と応じ、その可能性を示唆した。

Reuters
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