サウジ、原油輸出5月から日量1060万バレルに増加=エネ省当局者

2020/03/31
更新: 2020/03/31

[ドバイ 30日 ロイター] – サウジアラビアが原油輸出を5月から日量1060万バレルに増加させることが30日、エネルギー省当局者の話で明らかになった。国内需要の減少が背景としている。

当局者は原油輸出は「5月から日量約60万バレル増加する」と述べた。

サウジはこれまでに国営石油会社サウジアラムコ<2222.SE>に対し向こう数カ月は原油供給を日量1230万バレルに維持し、5月から輸出を日量1000万バレル以上とするよう要請している。

30日の取引で原油先物価格は大幅下落。新型コロナウイルス感染拡大による需要の落ち込みに加え、サウジとロシアの価格戦争による供給過剰が相場を圧迫する中、北海ブレント先物<LCOc1>は一時2002年11月以来の安値となる1バレル=23.03ドルを付けた。

Reuters
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