大紀元時報

<中共ウイルス>米ハーバード大の最新研究、「早くも昨年夏末から発生」

2020年06月10日 15時09分
2020年5月15日、湖北省武漢のコンピューターのモニター工場で、検査を受ける従業員(Getty Images)
2020年5月15日、湖北省武漢のコンピューターのモニター工場で、検査を受ける従業員(Getty Images)

米ハーバード大学医学部の最新調査では、中共肺炎(新型コロナウイルス感染症、COVID-19)は、昨年夏の終わりから初秋にかけて、すでに中国湖北省武漢市で広まっていたとの見解を示した。これは、中国当局が世界保健機関(WHO)に報告した発生時期より3カ月早い。米メディア・ABCニュースが6月8日報じた。

報道によると、同大学の研究チームは、諜報機関が採用している技術を使い、商業衛星画像を分析した。この結果、「2019年夏の終わりから初秋にかけて、武漢市にある5つの主要病院の外に止まっていた自動車の台数と周辺の交通量が急増した」と指摘した。武漢科技大学付属天佑医院を例にすると、衛星写真では2019年10月10日、同病院の外に285台の自動車が止まっていたことがわかった。これは1年前の同じ日の171台と比べて67%増加している。

また、2018年秋と2019年秋の交通量を比較すると、他の病院では最大で90%の増加がみられた。武漢同済医科大学では、2019年9月中旬に車の交通量が急増したことが判明した。

ハーバード大学の調査によると、病院周辺の車の交通量が急増したと同時に、武漢市地域のインターネット・トラフィックも増えた。中国ポータルサイト「百度」では、「咳」と「下痢」が急上昇キーワードとなった。咳はインフルエンザでもみられる症状だが、「下痢はCOVID-19の特有の症状だ」という。

研究チームの責任者を務めるジョン・ブラウンスタイン(John Brownstein)教授は、調査で得た証拠は間接的なものだが、「COVID-19の起源の謎に関する重要で新しいデータとなった」と述べた。

同教授らは、世界中に周回する民間衛星が撮影した350枚の画像と調べた。中には、2019年秋までの毎週、または隔週で宇宙空間から撮影した写真が含まれている。研究者らはその中から使用可能な108枚を選んだ。

同教授は、「呼吸器系の病気がまん延しているコミュニティでは、特有な行動パターンがみられるはずだ」とし、この研究プロジェクトを始めた。

「われわれは、武漢市の病院がどれほど忙しいのかを調べた。病院が忙しければ、その駐車場も満車になるだろう。病院の外に止まる車が多ければ多いほど、病院がますます忙しくなっている。これは、地域で何かが起きていることを意味する。感染が拡大し、医師の診察が必要になるからだ」

中国当局は昨年12月31日、中共肺炎について初めてWHOに報告した。しかし、米情報機関は、昨年11月に武漢市ですでに感染が広がっていたとの見方を示した。

ブラウンスタイン教授らは、この研究報告書を医学誌「ネーチャー・デジタル・メディスン(Nature Digital Medicine)」に提出した。現在、審査中だという。

(翻訳編集・張哲)

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